2017/11/03

五十嵐豊一九段が語る関口慎吾六段

将棋世界2004年5月号、「時代を語る・昭和将棋紀行 五十嵐豊一九段」より。聞き書きは木屋太二さん。

 関口慎吾という人がいた。二十歳で四段。この人は強かった。角落で一、二番指してもらったが勝てなかった。関口さんは人柄はすばらしいし将棋も滅法強い。口を開けば、きちんと正論を言う。升田幸三さんと同世代で、誰からも”名人候補”と認められていたが惜しくも戦死した。関口さんが生きていれば、その後の将棋界は確実に変わったと思います。
(以下略)